0 day Attack on Earth


発売元:スクウェアエニックス
Developed by ガルチ
価格:1200MSP
追加マップ(ロンドン):560MSP
ナイトミッションマップパック:560MSP
概要:全方位シューティング

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執筆…2010年1月17日(日)




2009年12月。
この月は、スクウェアエニックスの歴史に刻まれるものになりました。
そう、ユーザーが長い間待ち望んでいた0 day Attack on Earthがとうとう配信になったのです。
配信予定日が12月23日、つまりクリスマスプレゼントですね。
1日早いじゃないかって?1日くらいなんだってんだよ!
だいたいな、23日仕事から帰ってきて、そのあとずっと待機してたけど、どうもトラブったらしく結局配信されたのは24日午前2時だったっつーの!
これでクリスマスプレゼントゲットだ!

そういえばこのゲームの配信直前に、最後のなんたらっていうよくわかんないゲームが出たみたいですが、いろいろと悪い評判も聞くし、グラフィックだけは良いらしいけど、ただそれだけのロクでもないゲームなんだろうね!



突如襲来した巨大敵性生物を撃退するため、戦闘機に乗り込み出撃して世界各地で7日間の激戦を繰り広げる、360°全方位シューティングゲームです。
視点は斜め上方からの見下ろし型ですが、移動や攻撃方向は2D360°、ただし高さの概念もあって攻撃が当たったり当たらなかったりします。


ニューヨーク、東京、パリのマップが用意されており、各マップで7日間(7ステージ)戦うことになります。
マップはニューヨーク→東京→パリの順に遷移し、パリの7日目で勝利を収めるとエンディングとなります。
各ステージにはマップに応じた大型ボスが存在し、制限時間5分以内にステージ内の全大型ボスを撃破した時点でステージクリア、最後の7日目ではそれまでのボスとは違うエリアボスとの戦闘になります。
大型のボスのほか、レーダーにも表示される中型、一定時間おきに出現する特殊タイプ、唐突に出現する小型がいます。
これらを撃破すると出現するチップを一定数取ることで、自機の武器性能が2段階まで強化されます。
また、自機の耐久力はゲージ制で、敵に当たる、赤黒い雲のような障害物に接触すると基本的にゲージ1/4のダメージを喰らいますが、中にはそれ以上のダメージを受けるものも…
耐久力もチップ取得で徐々に回復しますが、回復量は微々たるもの、中型大型をガンガン倒してようやく回復してくるかな、といったカンジです。


自機の武装は、前方バルカンのほか若干の追尾性能を持つミサイルを搭載したAタイプ、自機前後への火炎放射が可能なBタイプ、前方45°五方向バルカンを放つCタイプ、貫通性能のある単発高威力ショットを撃つDタイプの4種類。
ほか、自機周囲を攻撃可能なボムを3発所持しており、ステージクリアまたは自機撃墜されたときのみ、所持数が3発になります。
残機、ボムのエクステンドは存在しません。
武装以外では、ブースターがあって使用中は慣性のかかる高速移動が可能です。
細かい移動はまるでできませんが、遠くのボスに近づくための大移動などには有効です。
出撃時には、自機のほかにNPCとして3機の戦闘機がいて、テケトーに自機の周りを飛び回って敵を攻撃したり撃墜されたりします。
NPCは障害物を認識しておらず基本的に自機方向に向かってついてくるだけなので、障害物にひっかかって爆破霧散し続けたりすることもよくあります。



オフラインプレイは1人専用ですが、オンライン協力プレイは4人までの同時プレイが可能です。
オンライン対戦プレイなら、4人VS4人の8人同時プレイまで可能です。
協力プレイでは、ホストが選択したマップ7日間を協力して戦い抜くことになります。
その際、残機は共有扱いとなり、またボムもステージクリアのみでしか回復はしません。
もちろん、NPCがいる場合はNPC撃墜によって残機は減りません。
ただ、協力プレイ中はなんらかの条件で残機が増加してるみたいですね。
残機が無い状態でプレイヤーが撃破されると、初期位置に氷付け状態で戻されます。
20秒で氷解して復帰できますが、他のプレイヤーの攻撃により救助することも可能です。
参加中の全プレイヤーが撃破されるとゲームオーバーなので、裏を返せば最低誰か一人が生存していればゲームオーバーにはなりません。


対戦プレイは、レッドとブルーのチームに別れ、フラッグや陣地を取り合います。
フラッグのほうはやったことないのでよくわからんです。
陣地のほうは、フィールド内に数ヶ所の陣地があり、攻撃を加えることで徐々に自軍カラーのゲージが増加していき、MAXになった時点で自軍陣地となります。
陣地は最初こそ中立ですが、相手に取得された陣地を奪い返すためには、初期の2倍の撃ち込みが必要となってしまいます。
制限時間経過後に陣地が多いチーム、もしくは制限時間内に全陣地を獲得したチームの勝利となります。


オンラインプレイには、フレンドプレイヤーへの射撃ダメージ設定のオンオフ切り替えが可能です。
さすがにオンでプレイしたことないんですが、これボムでもダメージ当たるんでしょうか?キケンよ!



…ああなんか基本的なゲーム内容紹介だけでかなり長くなってしまった感。

このゲーム、満を持して配信開始された割に、あまり評判がよろしくないですね。ワタシは結構好きですけど。
その辺、気になるところを挙げていこうかと思いますが…


まず全体的なゲームの流れでいうと、できることの少なさが目立ちます。
3つのマップがあり、それぞれに7ステージあるわけですが、6ステージ目まで大型ボスは全て同じボスです。
数や配置が違う、あとは後半ステージの方が攻撃が激しくなったりしますかね。
中型もそれほど種類が多くは無く、1つのマップにつき2〜3種類。
特殊型はマップが進むごとに1種ずつ増えていく、であってるか?
1ステージの制限時間は5分、1マップ全ステージクリアするまでには20分〜30分といったところでしょうか。
攻撃の激しさは増すものの、真新しさにはちょっと欠ける気が、するかも。


大型ボスとの戦闘も、攻撃パターンが少なく単調。無茶をしなければ、あとはひたすら炙るように攻撃を当て続けるだけになってしまいます。
昨今のシューティングを考えれば、ボスが3回くらい形態チェンジする上各形態で2〜4種類の攻撃をしてくるんだから…
ま、その逆昨今のシューティングは弾垂れ流しで敵の弾幕避けてりゃ終わるので、撃ち込み重視の0 day Attack on Earthと比べるのも変な話ですが。
真新しさに欠け、戦闘もちょっと単調気味、攻撃は辛抱強く炙るようにじっくりと…そりゃ、爽快感という点では評価はできないのも仕方ないかもしれません。
1ステージでの時間制限があるし、特に倍率とかそういうスコアを跳ね上げるような仕組みもなく、ステージ攻略の効率化なり安全化を図る以外は…やっぱりやることなくなっちゃいますかねぇ。


あと、このゲームのプレイに慣れてない頃や難易度ハードなんかを遊んでるとよくあることですが、大型ボスとがっぷり組んで戦っているときに、唐突に自機の移動軌道上に小型の敵が出現したりすることもありますね。
赤黒い雲と一緒に出現し、それに体当たりしてダメージもらって撃墜されることもそんなに珍しいことじゃなかったりします。
それは避けられねーよ…というストレスがたまっても仕方ない。



自機の種類について。
さっき自機のタイプが4種類と書いたんですが、カラーリング違いでもっと大量にあるんですよねぇ。
1つの武装種類につき、外見の違うタイプAとタイプBがあって、タイプ別にカラーリングが5パターンあります。
が、それははじめから選択できるわけではなく、ゲームを進めていくと取得できたりします。
条件とかよくわかりません。あるんでしょうか?ランダムなの?
ちなみに、全実績解除したくらいでは半分程度しか集まりません。他の人がどうなのかは知りませんが。
ちなみに集めても特にいいことないです…所詮カラーリングバリエーションなので…
…なんかさ?多少でもいいから武装威力が違うとか、微妙なマイナーチェンジがあるとか、10パターンもあるんだからそういうのがあってもいいのに、って思うわけですよ。カラーだけて…もったいない…



と、そんなわけで、ここ最近のゲームとしては結構異端な部類に入るかもしれないこのゲーム、プレイヤーの飽きも早いんですかね。
そういえば今まで書いてこなかったんですが、このゲームの売りの一つが、リアルに描写された都市マップなんですよね。
…東京タワーなんかは、こちらのショットや敵の弾さえ遮るくらいで存在感はあるんですが、ワタシは眼下のリアルマップはあんまし気にしてないなぁ…


ロンドンの追加マップが配信されましたが…560ゲイツ…結構しないか…ってことで、これ書いてる時点ではまだ臆してダウンロードしてないのでした。
マップを作り込むのに相当な労力はかかりそうですが…それでもまだ4マップだし、もし今後も560ゲイツで追加マップなのか…と思うとどうしても…
そういえばロンドンステージの音楽はどうしてるんだろう?もうサウンドトラックも配信されてるのに…

音楽といえば、トレーラームービーなどでも使われている、ニューヨークDAY7の『無謀な賭け』がやっぱり良いですかね。
ところで、『エピローグ』っていつ流れるよ?クリアしたらすぐ『町を照らす朝日』だし…



実績の解除について。

とりあえず一人でしばらく遊んで、50くらいまではすぐ取得できるでしょうが、そこからは時間と腕、そしてオンライン協力が必要になってきます。

特に時間がかかるものは、『勇者』と『被撃墜王』と『宇宙の支配者』の三つ。
後ろの二つは、オフラインでもひたすらプレイすればいいので、ある程度遊んで実績が解除したくなったら、飽きない程度にパリのボスを狩り続けたり、ひたすら氏に続けたりするのです。
『勇者』は…配信直後は結構オンラインプレイヤーがいたんですが、徐々に抜けていってる今だとどれくらいいるのやら…かつ、積極的に大型ボスを殺りにいかないと厳しいですね。
クライアントだとラグの発生で操作がまともにできないこともありえるので、ホストでプレイしたほうがいいかもしれません。
加えて、協力プレイ以外は絶望的に人がいないので、『赤子の手をひねる』も、ただでさえ対戦実績なのでまともに取ろうとするのは難しいかも。


ほか、腕が必要になってくるのが『ゴールドハンマー』。
難易度ノーマル、ニューヨークDAY1からパリDAY7までの21ステージをノーミスで駆け抜ける必要があるわけですが。
まずは事故死と油断に気をつけること。高速移動による体当たり、突如出現する小型機の雲、そして画面下から飛んでくる小型機の弾なんかを立て続けに喰らうと厳しいですね。
2メモリ分のダメージを喰らう、サンドイッチマンの挟み込みやニューヨーク大型ボスの触手などには特に注意。
東京のエリアボスに踏み潰されると、即死した記憶がありますが、どうだったかな。
それに加え、あまり臆病にやってると制限時間が無くなってしまいます。
特に、常時こちらから攻撃ができない上に3体もいる東京エリアボスや、通常ステージのラストとなるパリDAY6など、慌てず急いで着実に撃ち込んでいくようにしないと難しいステージでしょう。



余談。

このゲームのタイトルである、ゼロデイアタック。
意味は、ソフトウェアなどに脆弱性が発見されたときに、公式な脆弱性対応がなされる前にその脆弱性を利用した攻撃を行うこと、だそうですね。
ゼロデイアタックオンアース…つまり、このゲームにおける巨大敵性生命体との戦いは、ちゃんとした殲滅部隊や対抗しうる切り札的な強力機体などが存在しない中、人類が備える既存の最大限の戦力で立ち向かう様を描いているのではないか。
その最大限の戦力でさえ、敵性生命体と対抗するには乙装備きわまりないものであり、場合によっては敵の装甲に阻まれるため、僅かな隙間を縫った精密射撃を長時間炙るようにおこなって、ようやく撃滅できるという代物だったりするわけです。


既存の戦闘機シューティングゲームの設定とは一線を画す部分がまさにそれであって。
グラディウスのビックバイパーやダライアスのシルバーホークなどは、敵性生命体からの攻撃にさらされ続け、徐々に窮地へと追い込まれていく人類が、持てる技術と知識とオーバーテクノロジーとかを尽くして生み出した、まさに人類最後の希望とも言える機体。
そういう珠玉の機体であるからこそ、暴力的な数の敵軍をたった1機で蹴散らすことが可能だったわけですが、0 day Attack on Earthの主人公機たちはそうではありません。
そういった英雄的機体を切望しながら、それでも地球に襲い来る脅威に立ち向かえるのは自分たちだけだと奮い立たせ、眼前にちらつく死の恐怖を振り払いながらじりじりと攻撃を浴びせ続ける、名も知らぬ戦闘機パイロットの戦いの記録が、0 day Attack on Earthというゲームなんです。


…と思えば、案外このゲームはそういった背景を上手に表現しているゲームだと感じられてきませんか?



Jump in.





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